足に関して悩みを抱えていませんか?
足を専門とする医師と理学療法士があなたの悩みを解決します。

足に関するネットの情報は間違いだらけ!?ちょっとした小話から病気のことまでざっくばらんに配信します。
毎週水曜夜配信予定。コメントを下されば、その内容を積極的にテーマに取り上げます。お気軽にコメントください。

■出演者紹介
岡部 大地(足の総合診療医)
病院で足専門の診療をしています。悪くなる前に予防したいと研究したり、会社を作ったりして奔走しているところです。美脚になれば自然と健康にもなるので、美脚ウォーキングレッスンもやってます。
会社:https://jp-hc.com
レッスン:https://bikyaku.mikara.jp/lesson/

根津 憲継(理学療法士)
FOOTCARELAB/バイニーリハビリセンター
神奈川県横浜市にて、足のお悩み相談・ケアを行っています。
https://www.bini.jp/about/detail03

あしばな1~15回はこちらから / 31回〜はこちらから

①ニーイン(knee-in)しやすい 1:11〜
ニーイン、つまり膝が内側に入ると前十字靭帯(ACL)が伸びてしまいます。また、コンタクトスポーツでジャンプの着地時にぶつかられて切れてしまうことも。

②ニーイン(knee-in)しやすい理由 3:47〜
土踏まずを下げる(内股)形になるとニーインに入ってしまいます。
扁平足の方は、立っただけで膝がうちに入る可能性もあります。
また、コーチの教え方で親指に体重をかけろと言われているケースもあります。こちらはパフォーマンスのためにはなるのですが、体重がうちに入るのでニーインになりやすくなります。

③前十字靭帯を痛めないための対応策 5:07〜
インソールを使って足元から崩れるのを予防する。
(インソールはジャンプ力やダッシュ力も変わるのでオススメです)
論文も出ていて、障害予防で硬いインソールを入れると3割減るというデータがあります。ちなみに柔らかいインソールだと有意差がありませんでした。

学生は、成長するため(かっこいいから)大きめの靴を履くことがありますが、これはあまり良くありません。それを靴紐で締めているのですが、足のアーチを潰す形になっているケースをよく見ます。
靴紐は足首を強めに締めることが大事ですね。

【第29回あしばな】膝の痛みあるある(膝と足の関係性)

①膝の痛い人はだいたい足にも問題あり(1:42~)
足の問題(足がぐらついたりしっかりしてない人)がある人は膝に負担がかかります。特にねじれストレスに要注意。足は歪みやすいので、この歪みから連鎖して膝の痛みに繋がることが多くなります。

②骨盤が開いている(4:40~)
インナーマッスルが弱くなると骨盤が開いてくる可能性があります。
骨盤底筋の働きが弱くなった場合も要注意。これは高齢者やまた産後のお母さんによく起きます。 

③カラダが硬い(7:33~)
歩くときの衝撃を吸収できていないケース。土踏まずや関節の軟骨などのクッション作用が必要です。
他には、背骨が硬い人。この背骨のカーブが衝撃緩衝になります。こういった衝撃緩衝ができない分は膝でカバーしないといけなくなってしまいます。

【第28回あしばな】ヒールで靴擦れを起こす3つの理由

ヒールで靴擦れの理由①ヒールのかかとがあっていない(1:20~)
ヒールの種類は要チェック。かかと部分の深みが足りない(かかとを包み込む機能が低い)とパカパカして靴擦れしやすくなります。かかと部分が浅いものは避け、丸いものを選ぶと良いですよ。

ヒールで靴擦れの理由②前すべりが大きい(2:20~)
当たり前ですが、ヒールが高くなると前に滑ってしまいます。そもそものところで、靴はつま先、甲、かかとで支えているもの。しかしハイヒールは甲の部分がオープンになっていて、さらにかかとの位置が高くなります。
つまり前滑りが起きてしまうのは形状上ある程度仕方ないこと。
その中で出来る対策としては、
・滑りにくい素材・形のインソールを使う
・パッドを入れる
というものがあります。

ヒールで靴擦れの理由③アキレス腱が固い (3:50)
意外な盲点です。アキレス腱が固いと、歩く時にかかとが浮きやすくなります。
(ここのイメージは動画をチェックしてください)
日々ストレッチして柔らかくすることが大事ですが、オススメはエスカレーターでのストレッチ(*手すりはしっかり持ってください)。その他でも、日常の中にストレッチを取り入れられると良いですね。

【第27回あしばな】実は知られていない靴ずれする原因!

靴擦れ原因①フレックスポイントがずれている 0:53~
フレックスポイントとは、靴の曲がるポイントのこと。指が曲がるポイントと靴が曲がるポイントが一緒なのが理想です。ここがズレていると、靴の中でかかとが先に上がってしまい(もしくは靴が上がってこず)、擦れてしまいます。

靴擦れ原因②かかとの形状が合っていない 2:26〜
アキレス腱が細い人が広い靴を履くと、アキレス腱と靴の隙間が大きくて擦れてしまいます。

靴擦れ原因③靴をゆるく履いている 3:26~
いたってシンプルですが、靴をゆるく履いていると…かかとが靴の中でよく動くので擦れます。サイズが大きい靴の場合でも、靴の中で足が動くので靴擦れを起こしやすいですよ。

靴擦れ原因④ローカットの靴 4:03~
ローカットの浅い靴だと、かかとをホールドする機能が落ちるので擦れてしまう。カットの部分が内くるぶしより下がり過ぎていたら要注意です。

【第26回あしばな】スカートが回る理由を知ってキレイに歩く!

スカートが回る原因の結論は「骨盤が動いている」ですが、これを掘り下げていきます。
スカートが回る理由①内股 1:06〜
つま先の向きは本来外向き。でも、内股の人はつま先が内向きになります。
つま先の向きを整えているのは実は足の付け根の関節で、この足の付け根が内に向いた状態で歩くと、一歩ついた時に骨盤をクルンと回すことになります。
この歩き方の人は、後ろから見ると歩くときお尻プリプリして見えるので気をつけてくださいね。

スカートが回る理由②股関節が硬い 3:40〜
歩く時は股関節が後ろに伸びていきます。でもここが硬いと骨盤から動かす必要が出てきます。骨盤が普通より大きく動くので、スカートが回ってしまいます。このチェックのためには、あぐらをかくとわかりやすいです。(本当は股関節を後ろに伸ばしてチェックがいいですが、硬さを簡単にみるのはあぐらでOK)

スカートが回る理由③中臀筋が弱い 5:18〜
歩く時の骨盤は上に上がったり下がったりします。中臀筋というお尻の筋肉が弱いと、この骨盤の挙上に左右差が起きることがあります。中臀筋が弱いと骨盤が落ちてしまい、これは腰を振って歩く人に多いですね。

スカートが回らないようにするためには?
・つま先の向きを整える
・股関節のストレッチ
・お尻のエクササイズ
これでスカートが回りにくくなります。優先順位は一番上のつま先の向きを整える。ほんの少し外側に向けると良いですよ!

【第25回あしばな】知ってて得する靴の寿命のこと〜いつまで履けるの?〜

①かかとの柔らかさ 2:30~
いい靴の選び方で、かかとが硬いのが良いとお伝えしました。
しかし、使っていくとこの踵部分、徐々に柔らかくなっていきます。
ここが柔らかくなると、靴を買い換えるポイントですね。
そしてすごく大事なことですが…靴の踵は絶対踏まないように!

②靴底のすり減り〜タイヤと一緒〜 4:07~
靴の足底面は歩いていると絶対にすり減ります。
足底の凹凸が磨り減って平らになったら寿命ですね。

③はき口の広がり 5:29~
扁平足の人は靴の動きが大きくなるので、靴が全体的に柔らかくなってしまいます。その中で、「靴の履き口の内側」が広がってしまうことが多いので、そこは要チェックです。
靴を地面に置いた時から倒れている場合は、サポートする能力がなくなってしまうので買い替えどきですよ。

どれくらい靴が持つかは使い方次第ですが、買い替えのポイントを知っていい状態で靴を履くようにしてくださいね。

【第24回あしばな】靴のすり減り方で歩き方を診断!

正常:
外側からすり減るのが正常です(動画で図解しています)。
歩く時にかかとを着く際、やや外側から着くのが一般的な歩き方なので、当然靴としては踵の外側からすり減っていきます。

内:
確実にどこかがおかしい状態。
内股の人は内側がすり減るケース多いです。
また、靴を緩く履いていてすり足になっているケースでも内側が減りやすいです。

外過ぎ:
膝下O脚の方でランナーの方でたまに見られます。

かかと全体:
靴を緩く履いてしまっているケース。靴がカポカポだとかかとが下に落ちるので地面に擦れる形になります。
またすり足でもかかと全体が擦れてしまいます。


指の付け根:
地面を蹴るときにスピンがかかっているケース、地面を擦っているケースがあります。

【第23回あしばな】歩き方で性格が分かる!?

雑談レベルなので、ゆる〜〜〜く見てください。

①内股タイプ / ガニ股タイプ 1:05~
②脱力タイプ / ポップタイプ 3:53~
③風切りタイプ / ペタペタタイプ 5:55~

【第22回あしばな】膝下O脚の治し方

①足を整える 0:36~
扁平足の人はスネの骨が捻れ、それが膝下O脚に繋がっていくことがあるので、それを治すのがポイント。ちゃんと靴を履いてない、ゆるい靴を履いていたり、歩くのが雑だったりする方が多いので、その部分も見直してみてください。

②腹圧トレーニング 3:28~
お腹が全身にかかってくるショックを吸収してくれます。当然足にかかるショックも吸収してくれるので、こういった衝撃からアーチが潰れて膝下O脚に繋がっている人には腹圧トレーニングが有効となります。一般的な腹圧トレーニングに加えて、揺れる運動はすごく良いですよ。

③筋膜リリース 6:23~
脚の筋膜の引っ張りによって膝下O脚になることもあります。
(少し自分でやるのはわかりにくかもしれませんが)硬いところを見つけて皮膚から滑らすように動かしていきます。ネットでグッズも売っています。

膝下O脚の治し方まとめ 9:50~

【第21回あしばな】膝下O脚の3つの原因とは?

*膝下O脚とは、言葉通り膝から下のO脚のこと。太もものところは真っ直ぐなのに、膝から下が曲がってしまった状態です。

原因①足 1:57~
ねじれがポイントです。扁平足の人は足がねじれることが多く、このねじれから膝の変形が起きて膝下O脚になってくることがあります。
岡部:足の骨自体は歪みを感じていない(特に若い人)
ねじれから生まれる角度の問題で、前から見た見え方が変わります。ねじれから外側のふくらはぎが見えやすくなって、なおかつそのねじれのある人は歩き方が乱れるのでふくらはぎが張りやすくなります。

原因②スポーツ歴 6:10~
スポーツしている人は内弯(膝下O脚)している人が多いです。
これは足をつくことが多い(衝撃が多い)ことや、足を酷使することから筋膜も硬くなって引っ張られている可能性があります(エビデンスはなくて、あくまで印象です)。

膝下O脚の原因③加齢 8:06~
歳を重ねると骨密度が下がります。
歳を重ねると変形はある程度仕方ない面がありまして、全身のクッション性が少なくなっています。肥満、体重が重いのもやはり良くないですね。

膝下O脚の原因まとめ 10:10~

【第20回あしばな】ウオノメを劇的に治す方法!足の歪みとの関係は?

たこや魚の目を治すなら、皮膚科に行くのが一番ベストです。でも繰り返すなら…

①足の歪みという原因を知る(1:19~)
たこや魚の目は、足の歪みなどで圧がかかってしまってできてしまいます。
また硬い靴を緩く履いているケースや、アキレス腱が硬い人はかかとがすぐに浮くので、前側の足裏に常に圧がかかってしまいます。

②たこと魚の目の違い(2:55~)
たこは皮膚が盛り上がっていきます。
魚の目は皮膚が下に行く、押して痛くなります(神経に近づく)たこは全体に圧がかかっている説(広範囲)、魚の目は捻りから生じている説(ピンポイント)があります。

③靴とインソールで対処(4:38~)
基本は歪まないようにすること。そのためには靴やインソールが大事。

【第19回あしばな】たこの位置であなたを診断

タコのでき方と、足の形状や歩き方との関連について話しています。
①ナヨナヨ型 1:22~
扁平足の人に多い。

②ペタペタ型 2:26~
女性に多い。歩く時の蹴り出し時、親指に体重がのせきれない人。

③カチカチ型 3:24~
ハイアーチ、足が硬い人

④ドスドス型 4:05~
ドスドス歩いている人。

【第18回あしばな】自宅でできる巻き爪の治し方

今回は、巻き爪から皮膚に刺さって腫れが起きている状態(陥入爪といいます)の対策です。腫れているケースなどでの第一選択は病院です。病院(皮膚科)へ行くようにしてくださいね。

①テーピング(今日のメイン、一番のポイント) 0:55~
a,
腫れているところにテープを張るパターン。

腫れているところは痛そうだから避ける人が多いんですが、気にせずそこに重なるように貼ってください。貼り方はシンプルですよ。
b,
爪に巻きつけるパターン
3cmぐらいのテープを半分に折って、出来た穴を爪の先端に入れる形。
bの方が少し難しいけど、剥がれにくいです。
*テーピングはお風呂上がりに貼るのもgood

②爪の切り方 5:07~
切り方も大事。丸く切ってしまう人が多いです。
足の爪は四角に切るようにする(真っ直ぐ)と良いですよ。

③インソール 5:07~
足の崩れから巻き爪になることがあるので、それを防ぐためにインソールを使うこともありです。

【第17回あしばな】足の総合診療医が語る巻き爪の原因

①巻き爪の原因には「足の歪み」が隠れている 1:04~
ここが一番重要。根本的な原因は爪ではないことが多いです。指の傾きがある状態で荷重をかけることで爪に力が加わって巻き爪になります。
*動画の中で図解してます
また、関節の問題があった際に爪の生え方がおかしくなったり、浮き指の場合にも足指に体重がかからないので巻き爪になることもあります。

②靴が当たる 6:03~
大きめの靴を緩く履いて爪に刺激が加わるケース、小さな靴を履いて刺激が加わるケースがあります。自分の足のサイズに合った靴を履くことはとても大事ですね。

③指に体重が乗っていない
上記した、浮き指のケースです。

【第16回あしばな】子どもの上履き、実は足に最悪だった!?

①上履きは足に最悪!? 1:47〜
上履きはぺったんこでふにゃふにゃなところが問題で、あまり良いところがありません(もちろん良い上履きもありますが…)
よくあるものでは、
・かかとのホールドがない
・足首のホールドもない
・全体的に柔らかい
・底面の曲がるところも足に合わない。
といったところが上履きの問題となります。

②良い上履きの基準は?選び方は? 4:33~
・かかとがしっかりしている
・ゴムではなくて、マジックテープなどで自分で締めれること。
・底面の曲がるポイントが足の指の曲がるポイントに合っている(
・曲がるポイントに関連して、靴を曲げた時にUの字になるとだめ(前側で曲がるように)

上履き(ゴム靴と言ったりもしますが)、選び方を知って良いものを使いたいですね。…学校指定の場合は少し厳しいかもしれませんが涙

あしばな1~15回はこちらから / 31回〜はこちらから